PS3:ティアーズトゥティアラ [PS3]
先日、白騎士物語を売りに行ったついでに買ってきたPS3用ソフト、ティアーズ・トゥ・ティアラが意外と面白くてはまっている。
システム的にはオーソドックスな戦術シミュレーションゲーム。
四角いマスで構成されたバトルフィールドでユニットを動かして戦わせるというよくあるタイプ。
各ユニットは火、水、土、風、聖、闇、星の属性を持ちそれぞれ相克や強弱関係を持っている。
目新しさはまったくないが、その分進化し淘汰されたジャンルの完成形が出来上がっている。
属性間の強弱関係が強いので油断すると即死することもある。
しかし属性を考えて動かせばかなりの強敵にも勝つことができる。
SLGとしてのバランスは高い位置でまとまっているように感じる。
特筆すべきはこのゲーム、元々はPC用の18禁ゲームからの移植作だという点。
これまでプレイしてきた家庭用ゲームでは類を見ないタイプのこってりとしたテキスト。
従来の家庭用ゲームではあまり見られないような発想、表現、展開が盛り込まれている。
正直、18禁ゲームとしての特色が鼻につきすぎる時もある。
だがそれらマイナス点を補って余りあるほど、普通の家庭用ゲームとはまるで異質な魅力をもった一本と言いたい。
性的表現が余計だなぁと感じることも多いが18禁PCゲームの奥深さをうまく家庭用ゲームに取り込んだ意欲作、なんじゃないかなぁと今ちょっと思ってたり。
個人的にはディスガイア3よりもよほど面白いのではないかと・・・。
いやディスガイアシリーズも好きなんだけれど。
ちなみに、18禁の元祖ティアーズ・トゥ・ティアラはキャラクターデザインもゲームシステムもまったく別のものになっている。
これはもう原作が同じというだけのまったく別ゲームと思って良さそう。
追記
このゲーム、PS3用ソフトの中では実はあんまり売れてない。
この記事を書き込んだ時点での某サイト順位は42位。累計販売本数は約5万本。
結構面白いし、あえて大げさに表現すればなかなかの傑作、と言っても良いくらいだと思う。
でもやっぱり18禁からの移植、過剰な性的表現、ハーレム主義的な美少女だらけのキャラゲームという印象から敬遠されているのだろう。
ゲームシステム的には過不足なく高次元でまとまっているし、ストーリー的にもキャラ的にも王道ながら細部まで作りこまれ、組み上げられた良作なんだけどなぁ。
ちょっと応援したい気持ちになったんでブログパーツや広告を組み込んでみたり。
あ、最後になったけど公式ページのリンクも張っておく。
ティアーズ・トゥ・ティアラ ~花冠の大地~ 公式HP
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